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Author:はじめ
俳句が好きです!
まだまだ稚拙な句しか詠めませんが、上達できるように日々研鑽を積みたいと思います(-"-)
めざせまつやま俳句ポスト”天の句”!


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冷奴(夏の季語)

このごろ天気がすぐれないためかそれほど気温が上がりませんね。
まだ梅雨というわけではないですが。

今日の季語は冷奴です!

冷奴
食卓に並べるとすぐになくなっちゃいます。

おいしい!
と思ってぺろりと食べちゃうのですが、もうちょっと食べようと思ってもう少し出すとやっぱり多かった、なんてことがあります。
(僕だけでしょうか?)
あんまりいっぱい食べるものではないなと思ってます笑

夏といえばなおなじみ料理。
俳句もたくさんあります!

冷奴とは


僕の冷奴の認識
・豆腐は素材で冷奴は料理
・ほぼ豆腐と同義

くらいに捉えていました。
さてさて本当のところは


”冷奴(ひややっこ)は、豆腐を使った料理の一つ。”
by Wikipedia

はーい、大正解
でも料理っていってもほぼほぼ豆腐やん
と思う

その作り方はあまりにも簡単すぎて、江戸時代の豆腐料理本「豆腐百珍」にも調理法が記載されていないそうで笑
”一般的に知られているので料理法は記すべきほどではない”
とのことby豆腐百珍
現代語訳されて出版もされているので興味のある方は読んでみては??


冷奴が夏の季語というのには誰しも納得でしょう。
名前の由来も「冷やっこい」から来ているくらいです。
画像検索なんかで出てくるガラスの器に盛られた冷奴はなんとも涼し気でおいしそうですよね。

昔はあんまり豆腐は好きではありませんでした。
おいしそうに見えるものの、味はないし、箸でつかみにくいし
でも今では豆腐大好きですね。
冷奴大好きですね。
1人暮らしを始めるとぐっと距離が縮まりました笑
30秒で一品出来るのはとっても嬉しい。
あと、味覚の変化もあるのかな。
最近油っぽいものよりも魚の方が好きで、、、
まあそんなことはさておき。


俳句ではやはり、その味(さっぱり?あっさり?)について言及しているものが多く目につきますね。
酒の肴にされることから、お酒と一緒に詠まれるパターンも多いです。

それから、冷奴というと簡単に調理でき、庶民になじみ深いものです。
そこで、身近、ありふれたというようなイメージをもって詠まれることが多いと思い餡巣。

冷奴の俳句


 冷奴耳のあたりを所望かな   川端茅舎

所望しているのは冷奴?
川端茅舎さんといえば比喩の句をたくさん作っているというイメージです。
それを考えるとこれは冷奴の擬人法的な句なのでしょうか。
耳のあたりを所望?
それとも「冷奴の耳」のあたりを所望してるの?
そこで気が付きました。
冷奴もしくは豆腐に「耳」なる部分があるのでは!
と思って調べてみました。
……なかった。
単純に考えると耳っていうと端っこ
かどっこらへんのことのような気もしますが、それだと
「冷奴のかどっこらへんが食べたいな」
くらいにとどまってしまいます。
もっとも、意味以前にその不思議なリズムに惹かれて選んだのですが。


 堅苦しき挨拶は抜き冷奴   長谷川櫂

冷奴ほど着飾らぬ料理もなかなかありません。
何の色にも染まっていない白、
オシャレなんて考えてないかのような直方体、
家庭で行う調理に関してはほぼ皆無です。
冷奴があることで客人(または作者)は作者(又は客人)の家に上がっているのかなあと思います。
挨拶抜きを念押しする当たり、少し身分さがあるのでしょうか。
何の話をするのだろう。
冷奴が出てくるくらいだからなあ。
(俳句:「虚空」より)


 神経を抜いて冷奴を喰へり   大石雄鬼

神経を抜いて食うとは姿勢が悪いです。
暑気にやられたのでしょうか。
暑い日であればあるほど冷奴が恋しくなりますね。
しかし、「神経が抜けて」ではなく「神経を抜いて」です。
意図的に姿勢を悪くしているってことですよね。
暑くてだらだらしているから冷奴を食べるのではなく、
冷奴を食べるためにだらだらするということですか?
冷奴を食べるのに対する作者なりの敬意の表し方だとしたら愉快ですね笑


僕も

 骨壺はぎゅうっと押され冷奴   はじめ  

取り合わせるには遠すぎ?
いや、遠過ぎなんてない
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ソーダ水(夏の季語)

ソーダ水という季語


夏と言えばな飲み物ですよね。
味ももちろんですが、何と言ってもその見た目が涼しさを演出してくれます。
子季語としては炭酸水やメロンソーダなども含むようです。

…炭酸水とソーダ水って同じか?
(コトバンク)
ソーダ水…炭酸水。プレーンソーダともいう。

一緒なのか?
でもソーダ水で検索をかけると一番「上に炭酸水とソーダ水は別物」なんていう気になる記事が出てくる。

なんでもソーダ水は化学的な方法(二つの物質を混ぜる)で作るらしくて、
炭酸水は水に炭酸を加えて作るらしい。

これだけ聞くと前者の方が体に悪そうだけど、その通りで後者の方にはナトリウムが大量に含まれているから気を付けた方がいいらしい。
なんでナトリウムが大量に含まれていると気を付けなくてはならないのかは書かれていなかったけど。

でも俳句の世界ではそんな細かい区別を与えていないみたい!
なんかしゅわしゅわする夏の飲み物!くらいな感じで

ソーダ水の句



 ソーダ水つつく彼の名出るたびに     黛まどか

鮮やかな倒置法ですね。
なんでつつくの?と思った矢先にその理由が明示されます。
また「彼の名は。」?と問いたくなります。
元彼なんですかねえ?
でもソーダ水突っつくくらいだから新しい恋でしょうか。
炭酸みたいに小さな思いが湧きあがってきてるんでしょうか。
つつけばつつくほどしゅわしゅわと小さな泡が生まれます。
こういう句って女性の専売特許ですよね。
男性が詠んでもなんかなあって気がしてきます…


 幕間の犯人さがし曹達水  あつちやん

以前のまつやま俳句ポスト地の句に選ばれた作品です。
金曜俳句に依然こんな句が投稿されました
 リア王の幕間一気にソーダ水
”「幕間」「犯人さがし」の言葉がコンパクトに機能しています。「曹達水」を漢字で書いた効果も評価できます”
by夏井先生
とのことですがあつちやんさん、パソコンに「まくま」は「まくあい」の誤読だと指摘されたり、「ソーダ水」がたまたま「曹達水」に変換されたりとひょんなことからこの句が完成されたらしい笑
俳句は短いこともあって偶然名作が生まれてしまうところが面白いですね。
夏井先生は「幸運も実力のうち」という風に締めています笑


 そのことはもう言はぬ筈ソーダ水   村山故郷

何があったかは知りませんが、一度けりのついた問題をあとからあとからほじくり返すのは感心しません。
「言わぬ筈」とキリリ言い放ってぐびりとソーダ水。
「言わぬ筈」で生ビールだとなんだか締まりませんね。
冗談めいた雰囲気が漂います。
ソーダ水だからこそ場の引き締まった空気が演出されるような気がします。
振られたのかな?
これもまた恋の句なのでしょうか…
一方でかの加藤楸邨さんは
 ソーダ水言い訳ばかりきかされぬ
と詠んでいますが、似た雰囲気を醸していますね。
ソーダ水のシャープなイメージからでしょうか?


僕も、

 愚痴漏らす母飲み切れぬソーダ水   はじめ

堰を切ったように

鮎(夏の季語)

今日は鮎!
英語ではsweetfishもしくはAyuですね。
日本は魚の国ですから、魚の名前が沢山あります。
例えば、日本よりももっと寒い国だと日本人が「雪」とひとくくりにしているものがもっと細かく分類されて、名前が付けられているかもしれません。

俳句は日本語の文学、
日本人が古来から名前を付け、分類してきたモノたちの違いを言葉を通じて感じられれば楽しいですね。

季語にはたくさんの魚の名前が入っています!

鮎あれこれ


アユの名前は「落ちる」という意味のある「あゆる」から来ている説や、髪の供え物にする「饗(あえ)」から来ているという説があります。

漢字で書くと「鮎」「香魚」「年魚」と様々です。
漢字がいっぱいあるってことは、いろんな地域、時代で日本人に愛されていたってことですね。
「ホトトギス」しかり、「時鳥」しかり、「不如帰」しかり、、

しかし、お刺身好きな日本人にあるまじく、鮎の刺身はなかなか聞きません。
鮎のちょっと泥臭いところが刺身とは合わなかったのでしょう。
でもきれいな川で育った鮎は泥臭くないそうです。
鮎の調理法としては塩焼きがベストと言われていますね。


鮎の句



 一群の鮎目を過ぎぬ水の色   正岡子規

子規先生の一句。
文法通り受け取りますと、一群の鮎がさっと泳ぎ去っていった。
そうすると残ったのは水の色だけだった。
といった具合でしょうか。
鮎が通り過ぎたことによって水の色を意識した、
秋に虫の声が止むことで静寂が聞こえました、
みたいな感覚でしょうか?
子規さんも俳句作りには写生が欠かせないとしていました。
対象をじっくりと観察することで、月並みの句を脱することができるのだとおっしゃっています。
なるほど、まさに対象をしっかりと見据えた句ですね。
余計な雑味というか、観念というか、そういうものの一切が洒脱されています。
(読み取れてないだけじゃないよね?)


 うつくしき鮎の青串高麗の竹 山口青邨

美しいのは鮎じゃなくて高麗の竹かーい!
と突っ込みたくなる句です。
花鳥諷詠、季節の物を歌に詠むのだー!といった虚子さんに師事したはずの青邨さん。
主人公は竹なのですか?
いやいや、鮎が刺さってるからこそ美しく映える高麗の竹なのではないでしょうか?
高麗の竹って何だろう?
なんか特別な竹なのか…?
とおもって調べてみましたが、「高麗 竹」では出てこず、、
「韓国 竹」では竹島問題がクローズアップされ、、
一体この句は何なんだ。
ともあれ、鮎と言えば串焼きにしているのがまず早く頭に浮かびますよね。
シンプルな料理なのですが、いつの時代も食指を動かします。
そんな鮎を前に何で青邨は、、


僕も、

 米と茶と鮎は素揚げにざつと塩 はじめ

もう一声

アイスティ(夏の季語)

二日連続で休んでしまった…
一日一俳句を目指して頑張るって言ったのに…

忙しかった!なんて言い訳はできないな
余裕があるときに俳句の詠みためとかしといたらいいのに

いや、発想が良くないな。
かの正岡子規は愛媛で俳句を教えていた際(教えるといっても仲のいい友人たちと戯れ程度で教えていたのだけど)、運座・写景・競吟などの方法をとったといいます。
その中で競吟とは、一定時間の間にいくつ俳句を作れるかを競う物でした。
よい俳句を作るには、一句一句を念入りに作ることも大切です。
しかし数を詠むことも重要なのです。

今僕は俳句を作るのとっても大変です笑
すごく時間かかります。
初心者のうちはやはり、数ですね。


紅茶も冷やせば季語になる



みなさんは紅茶っていつの季語か知っていますか?
答えはいつの季語でもありません。
ですがアイスティは夏の季語です。
子季語として冷やし紅茶という表現もありますね。

なんか何でもありな気がしてきますねえ。
「ドリンク」って言ったら何でもないですけど、「ホットドリンク」っていうと冬の季語ですしね。
冷やしてしまえば夏の季語になるのか。

じゃあ温めたら冬の季語になるのか?
と思ってホットティで調べてみました。

…ありませんでした。
ないんかい!
確かに、紅茶ってもともと温かいし。

紅茶っていうとなんでもないけど、冷やしてみると季語になる。
でも温め直しても季語にはならないのか。


アイスティの季語



アイスティの俳句をいくつか。
アイスティ自体が新しい季語なので俳人の句はなかなか見つかりませんねえ。


 アイステイ遠目に杜と塔入れて   上田五千石

紅茶を飲む時間というのはブレイクタイム。
「ああ忙しい」なんていいながら大急ぎで紅茶を飲む。
なんてシーンはあんまり聞きません。
そういうのはコーヒーさんの仕事ですね。
作者は杜と塔を視界に入れながら優雅なひと時を過ごしています。
紅茶をひと啜りするとカップを置いてちらと風景に目をやっているのでしょうか。
「杜と塔」かあ
塔ってなんだ
杜の中に塔?
なんか不気味だな。
アイスティを詠むほどだからオシャレな句かと(偏見か…)
西洋風の塔を想像すると塔が不気味に感じられますが、日本式の塔だとしたらまだ絵になるかなあ
(俳句:風景 補遺)


 寝そびれて冷やし紅茶のこころかな   山田みづえ

寝そびれて紅茶飲むのかあ
紅茶にはカフェインが入ってますから、飲んだらまた寝られなくなります…
「冷やし紅茶のこころかな」
作者もそんなことは百も承知なのかもしれないですね。
冷やし紅茶のこころとは眠れなくなるのなんて承知の上でそれを受け入れ、「今日は夜更かししちゃうぞ♪」みたいなかわいい決意の俳句なのかと...
アイスティではなくて冷やし紅茶っていうところに決意の感じが出てませんか?
アイスティだとふわふわしすぎるような(僕の表現の方がふわふわしてるけど)
(俳句:草譜)


僕も

 アイスティ鈴の音ほど飲みにけり   はじめ

んーどうだろ

更衣(夏の季語)

暑いですねえ
私用でこれまで青森にいたのですが、仙台に帰った途端夏がやってきました。
ここ何日かで初夏の句をいろいろつくったけど、実感がなかったのが本当のところ笑
薄暑をまざまざと体感しております。
これ以上暑くなってほしくないなあ


更衣(ころもがえ)



帰って早速行ったのが更衣です。
一ヶ月ほど青森にいたものですから、まだコートを羽織っていたので仙台に帰った初日は浮きました笑
半袖なんか青森ではまだ着られなかった(まあそろそろだったかな?)のですが、仙台じゃ長袖なんて着てられないですね。
青森過ごしよかったなあ

衣更ってちょっとワクワクしませんか?
母に言わせると衣服の出し入れが面倒といっていい印象はありませんでしたが、、
半袖の服を見て夏だなあと自分で感じるのもありますし、何と言っても街行く人たちが半袖で歩いている光景はなんともさっぱり。
青森から帰ってすぐの時は特に感じました。
衣服の色も白いものが中心になり、春らしい柔らかな色から一変、清潔感と涼しさが仙台を埋めていました。

徐々に移行するのではなくて、青森から仙台に移って急に回りが変わったから感じたことかもしれません。
衣更えに季節を感じられるようになるなんて、ちょっと成長かも。


衣更の俳句


早速衣更えの句をいくつか。

 越後屋に衣さく音や更衣 其角

昔は何枚も衣服を持っていたわけではなかったので、夏になると冬の衣服から綿を抜いて使っていたそうです。
その名残で四月一日と書いて「わたぬき」と読みますね。
衣を割く音は当時の夏を告げる音となっていたのでしょう。
ちょっと聞いてみたいかも。
豪商なイメージのある越後屋さんですが、そんな越後屋さんにも庶民と同じ生活の音を聞いた作者でした。


 衣更鼻たれ餓鬼のよく育つ   石橋秀野

よく育つというと成長を近くで見ているような印象を受けますが、息子のことでしょうか?
鼻たれ餓鬼とは乱暴な言い方ですね。
俳句とはいえこんなことをいうなんてどこのどんな親父さんだ!
......と思っていたら女性でした。
女の人かい!鼻たれ餓鬼て!
でも乱暴な言い方かもしれませんが、突き放した感じではなくて愛情は感じます。
「よく育つ」のせいでしょうか。
この句を見たときに小さいころはすぐに大きくなって一年ぶりに押し入れから出した服が着られないなんてこともありました。
あの時は母もこの鼻たれ餓鬼と思っていたのでしょうか?笑
そんな鼻たれ餓鬼もこんなに大きくなりました。
我が子の成長に驚きながら愛情を注ぐお母さんの句ではないでしょうか?


 セーラーの紺から白へ衣更
 衣更冷たいお茶で一休み   ゆきの


はい、お気づきの方おられますか?
そうです、あの俳句女子の句です。
衣更で検索するとなかなか上位でヒットしたので拝見いたしました。
どうなんですかねえこの俳句
(とかって意地悪言ってみる笑 冗談ですよー)
なんか冷たいって季語っぽいなあー
でも冷たいお茶だと季語にはなんないか?
とぼんやり考えていましたが、ご本人の通われている句会の先生からも指摘があったそうです。
「冷茶」で夏の季語になってしまうそうで......
本人も「麦茶」では気重なりになると考え「冷たいお茶」にしたそうですが。
もうあらゆるものが季語になっていて初心者からすると戸惑うことありますよね。
「月のうさぎ」なんて俳句に入れたら「月=秋」「うさぎ=冬」の季語ですもんね。
もっとも「月のうさぎ」とすることで季語の意味が弱まって一つの句に納められるのやもしれませんが、その見極めが困難極まりないです……
そんなことを(自称)ライバルの句を見ながら感じました笑


僕も

 片思い畳んでそっと衣更え   はじめ

身も心も軽く、夏
またいい出逢いがあればいいな笑


余談ですが、俳句女子去年の六月から活動停止しています。
一方的な片思いなのですが、もっと俳句詠んでいてほしいです。
ことはじめ'sとして......

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